2011年8月10日水曜日

表現の自由ということ

またまた湯川さんネタで申し訳ないが、どうも湯川さんのビージーズに対する評価は、かなり適切なようなので、どうしてもそうなってしまう。
80年代のこと、全米トップ40の特集番組で、アメリカのDJが選ぶ「影響を受けたアーティストTOP40」というのをやったことがある。僕もビージーズが何位にはいっているか興味があったので、夜遅くまで聴いていたのだが、第2位まで発表されてもビージーズが出てこないので、「もしかして1位?」と大いに期待したのだが、驚いたことに1位はビージーズではなかった。つまりTOP40に選ばれていなかったわけである。これにははっきり言って仰天したわけだが、そのとき湯川さんが、
「◯◯のような箸にも棒にもかからないのが上位に選ばれていて、ビージーズがはいっていないのはおかしいですねえ」
と発言した。やはり音楽のわかる人の感覚はそうなのである。
このときはその背景を全く知らなかったので、僕も湯川さんもこの結果に仰天したわけだが、後に知った情報によると、この時期アメリカのDJの間ではビージーズは意味不明に嫌われていて、ビージーズが新曲を出してもビージーズというだけで彼らはいっさい流さなかったそうである。その証拠にあの名曲”You Win Again"がアメリカでは全く売れていない。
これ文明国の話でしょうか?アメリカは自由の国と言われているけど、本当は表現の自由なんて全然ない閉鎖的な国だということでしょうか?それとも単に当時のアメリカのDJが低レベルだっただけ?

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